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雪の華~Memories~【彼氏いない歴31年の私】

第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~

 その瞬間、輝は瞼の奥に輝くオーロラを見たような気がした。それまで聡に執拗に愛撫されていた下半身を中心に妖しい震えが四肢にまで走り抜け、息さえつけないほどの初めての絶頂を迎えた。 
 乱れる輝に堪らなかったのか、聡は輝の小さいけれど形の良い乳房の突起を銜えた。感じやすくなっている先端を吸い、引っ張られ、舌で転がされる。それだけでも、耐え難い刺激が身体を間断なく襲う。
「あーぁっ」
 絶頂を迎えたばかりの身体はたちまちの中に再び切なさに呑み込まれる。乳房も下半身も、まるで焔が灯ったように信じられないほど熱くなっていた。
 しばらく乳房を吸っていた唇でまた唇を塞がれる。

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