
壁一枚 2nd
第19章 記憶喪失
その頃
孝志は大学で
ある意外な人物と久しぶりに会っていた
その人物はなんと…
司「久しぶりです」
孝志「君は…」
司「教え子の顔、覚えてないんですか?
それとも美緒の事を考えると覚えてない
フリをしたいとか?」
孝志「…美緒」
明子「ごめんなさい、彼少し前、事故に
遭って記憶がちょっと…」
司「記憶喪失ってやつですか?」
明子「そんなとこ」
司「へえ~」
司の登場
それは偶然だったが
しかし司の登場によって忘れられていた
孝志の記憶
美緒との楽しかった記憶が少しずつ
思い出されるのだった
司「記憶喪失ね~」
孝志「…」
