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【リレー小説】ルイーダの酒場 3
《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》
ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
【登場人物】
ムト(盗賊→勇者)
パーム(マジシャン→魔法戦士)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
カズマ(忍者)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
カネミツ(ダーマ神殿の大神官)
トムじいさん(ピチピチギャル)
http://otona-novel.jp/viewstory/index/37171/?guid=ON
41
「うがっ……うがうがぁー!
(オイラの尻が……尻が熱いぞぉー!)」
テヘペロの尻の煙は、まだ消えない。よほど強烈な何かをねじ込まれたのだろう。
「おいっ、勇者カマ野郎! テヘペロに何しやがった!」
「うがっ……うがうがぁー!
(オイラの尻が……尻が熱いぞぉー!)」
テヘペロの尻の煙は、まだ消えない。よほど強烈な何かをねじ込まれたのだろう。
「おいっ、勇者カマ野郎! テヘペロに何しやがった!」
42
光邦は化粧直しをしながら、「いいオケツしてたから、ちょっと愛を入れてあげただけよ。硬かったけど、深いトンネルお持ちでしたわ」と濃い唇を鳴らす。
レミファは耳を塞いでうずくまる。
「テヘペロ、今まで聞いたことのない声出してた……ずっと耳に残ってるぅ~やだやだやだ……」
「おい、オカマっ! どうしてくれる! 今から王様を助けに行かなきゃならないんだぞ! 四人パーティーで、二人戦意喪失させてどうすんだ!」
「私は関係ないじゃない。現状の整理つかないままにポコポコ展開進めないでくれる」
「落ち着いて化粧してるじゃないか」
「私なりの現実逃避よ! てか、私、以外に他にも仲間いたじゃない。なんで私よ」
「だって、勇者だろ?」
「え、ちょっと待ってなんで私が勇者なの!?」
「もういい! 俺一人で行ってやる!」
ムトは振り返って前を見据える。
暗雲に包まれた山が遠くに見える。
町民の目撃証言によれば、あの山に向かって飛んでいったようだ。
「待ってろよ王様、今から行くぜ」
「あんた、女でしょ。威勢がいいわね」
「当たり前だ。俺も勇者だ」
レミファは耳を塞いでうずくまる。
「テヘペロ、今まで聞いたことのない声出してた……ずっと耳に残ってるぅ~やだやだやだ……」
「おい、オカマっ! どうしてくれる! 今から王様を助けに行かなきゃならないんだぞ! 四人パーティーで、二人戦意喪失させてどうすんだ!」
「私は関係ないじゃない。現状の整理つかないままにポコポコ展開進めないでくれる」
「落ち着いて化粧してるじゃないか」
「私なりの現実逃避よ! てか、私、以外に他にも仲間いたじゃない。なんで私よ」
「だって、勇者だろ?」
「え、ちょっと待ってなんで私が勇者なの!?」
「もういい! 俺一人で行ってやる!」
ムトは振り返って前を見据える。
暗雲に包まれた山が遠くに見える。
町民の目撃証言によれば、あの山に向かって飛んでいったようだ。
「待ってろよ王様、今から行くぜ」
「あんた、女でしょ。威勢がいいわね」
「当たり前だ。俺も勇者だ」
43
いいオケツから
未だに煙が消えないテヘペロ。
テヘペロの聞いたことのない声が
未だに耳から離れないレミファ。
硬いトンネルを掘ったものの、
未だに現実を受け止めきれていない光邦。
そんな三人を引き連れるムトは、
暗黒に包まれた敵の本拠地を目指し、
山越え谷越えを繰り返した。
いいオケツから
未だに煙が消えないテヘペロ。
テヘペロの聞いたことのない声が
未だに耳から離れないレミファ。
硬いトンネルを掘ったものの、
未だに現実を受け止めきれていない光邦。
そんな三人を引き連れるムトは、
暗黒に包まれた敵の本拠地を目指し、
山越え谷越えを繰り返した。
44
長い道のりを歩きながら、レミファはプチプチっとクローバーを摘む。
それを見た光邦が声をかけた。
「まあ、懐かしい。私も子ども時代に、よく編んだわ。首飾りにするのよね」
「カマ勇者にも子どもの頃があったなんて、レミファ、ぜんぜん想像できないし、したくなぁい。
これはね、テヘペロにあげるの」
「え、テヘペロに? てか、あんた、ひどい一言をさらっと言わなかった?」
光邦にプイっと背をむけたレミファは、テヘペロに微笑む。
「はい、できた! テヘペロ、はいてみて? 今までずっとノーパンだったもんね」
「うがうが(パンツなんてハイカラなもの、オイラ初めて着るよ)」
テヘペロは、レミファが作ったクローバーパンツを装備した。
テヘペロの守備力が9あがり、尻から煙が消えた。
さらに、そのクローバーには四葉が混じっていた。
テヘペロの運の良さが12あがった。
「うがうが♪」
気分が良くなったテヘペロは、レミファを肩に乗せてずんずんと歩く。
「わーい、高い、高ぁい!
あれ? あそこに村があるよ」
レミファに促されるまま、前方に顔を向けると、暗黒に包まれた山のふもとに小さな村が見えた。
それを見た光邦が声をかけた。
「まあ、懐かしい。私も子ども時代に、よく編んだわ。首飾りにするのよね」
「カマ勇者にも子どもの頃があったなんて、レミファ、ぜんぜん想像できないし、したくなぁい。
これはね、テヘペロにあげるの」
「え、テヘペロに? てか、あんた、ひどい一言をさらっと言わなかった?」
光邦にプイっと背をむけたレミファは、テヘペロに微笑む。
「はい、できた! テヘペロ、はいてみて? 今までずっとノーパンだったもんね」
「うがうが(パンツなんてハイカラなもの、オイラ初めて着るよ)」
テヘペロは、レミファが作ったクローバーパンツを装備した。
テヘペロの守備力が9あがり、尻から煙が消えた。
さらに、そのクローバーには四葉が混じっていた。
テヘペロの運の良さが12あがった。
「うがうが♪」
気分が良くなったテヘペロは、レミファを肩に乗せてずんずんと歩く。
「わーい、高い、高ぁい!
あれ? あそこに村があるよ」
レミファに促されるまま、前方に顔を向けると、暗黒に包まれた山のふもとに小さな村が見えた。
45
「ふもとに村があるなら、そこで休ませてもらってから敵地に乗り込もう」
「良かったわぁー。私、山と谷の繰り返しでクタクタだったのよぉー」
「ほとんどテヘペロに抱っこしてもらってたクセにぃ~」
「おだまり、賢者コスプレ女」
「コスプレじゃないもんっ! ちゃんと転職した立派な賢者だもんっ! 呪文だって唱えられるんだからぁ!
ザラ――」
「わーっ! レミファ、やめろーっ!」
『ザラキ』の意味を知らない光邦にとっては、何でムトが慌てて止めたのか、レミファが何を唱えようとしていたのかが謎だった。
こんな感じでワチャワチャしながらも、ムト達は何とか無事に、村に着けた。
「ふもとに村があるなら、そこで休ませてもらってから敵地に乗り込もう」
「良かったわぁー。私、山と谷の繰り返しでクタクタだったのよぉー」
「ほとんどテヘペロに抱っこしてもらってたクセにぃ~」
「おだまり、賢者コスプレ女」
「コスプレじゃないもんっ! ちゃんと転職した立派な賢者だもんっ! 呪文だって唱えられるんだからぁ!
ザラ――」
「わーっ! レミファ、やめろーっ!」
『ザラキ』の意味を知らない光邦にとっては、何でムトが慌てて止めたのか、レミファが何を唱えようとしていたのかが謎だった。
こんな感じでワチャワチャしながらも、ムト達は何とか無事に、村に着けた。
46
村に着き、さっそく教会へ。
「あら、ここ教会じゃない。なにをするの? まさか、神頼み?」と光邦は恐る恐る足を入れる。
ムトは正面にいる神父を示し、「冒険の書にセーブしに来たんだ。まだ、中断の書や自動セーブが出来ないからな」
「なんのこと言ってんの?」
ドラクエ世代ではない光邦には、話が通じなかった。
ムトは神父に話しかける。神父のセリフが電光掲示板のように流れる。
「生きとし生けるものはみな神の子。わが教会にどんなご用かな?」
「えっと……おいのりをする」
「では神のまえにこれまでのおこないを告白しなさい。そしてこの冒険の書に記録してもよろしいかな?」
「記録、 するする」
「なんばんの冒険の書に記録するのじゃ?」
「何番でもいいよ」
~♪~♬
「たしかに記録しましたぞ。まだ冒険をつづけられるおつもりか?」
「当たり前だろ」
「おお神よ! この者にあなたさまのご加護のあらんことを!」
「大げさやろ!」
「ねぇ、これなんのミュージカルよ?」
光邦がこの世界に馴染むには、まだまだ時間がかかりそうだった。
「他に用件はおありかな?」
「ねえよ」
「あら、ここ教会じゃない。なにをするの? まさか、神頼み?」と光邦は恐る恐る足を入れる。
ムトは正面にいる神父を示し、「冒険の書にセーブしに来たんだ。まだ、中断の書や自動セーブが出来ないからな」
「なんのこと言ってんの?」
ドラクエ世代ではない光邦には、話が通じなかった。
ムトは神父に話しかける。神父のセリフが電光掲示板のように流れる。
「生きとし生けるものはみな神の子。わが教会にどんなご用かな?」
「えっと……おいのりをする」
「では神のまえにこれまでのおこないを告白しなさい。そしてこの冒険の書に記録してもよろしいかな?」
「記録、 するする」
「なんばんの冒険の書に記録するのじゃ?」
「何番でもいいよ」
~♪~♬
「たしかに記録しましたぞ。まだ冒険をつづけられるおつもりか?」
「当たり前だろ」
「おお神よ! この者にあなたさまのご加護のあらんことを!」
「大げさやろ!」
「ねぇ、これなんのミュージカルよ?」
光邦がこの世界に馴染むには、まだまだ時間がかかりそうだった。
「他に用件はおありかな?」
「ねえよ」
47
するとレミファが、おつげをきくを選択。
神父は「神の声が 聞こえます。ムトよ。あと2764の経験で次のレベルになるでしょう。レミファよ。あと11の経験で次のレベルになるでしょう。テヘペロよ。あと5963の経験で次のレベルになるでしょう……お前、誰だ?」
「ほら、みなさい! よそ者が来たらこうなるのよ!」
四人は教会を出て、武器屋に向かう。
プッ━━━━━━━━━
画面が変わり、1チャンネルの画像が流れる。
どうやら、おかんの掃除機がゴツいアダプターに当たり、コンセントから落ちたようだ。
「うわ! もう、やってる途中やのに!」
「そんな大きなコンセント、重たいから落ちるんやろ」
「しゃあないやん、元からこんなんやし」
セーブしておいてよかった。
アダプターをはめ直し、ロード。
再び冒険が始まる。
武器屋で余計なアイテムを売り、装備を整える。だが、光邦にあう装備は売ってなかった。
宿屋に入ると光邦は、その内装に不服の様子。
「え、お風呂もトイレもないし、一部屋にみんなと一緒? ユースホステルじゃない」
ムトとレミファにはわからない話だった。
神父は「神の声が 聞こえます。ムトよ。あと2764の経験で次のレベルになるでしょう。レミファよ。あと11の経験で次のレベルになるでしょう。テヘペロよ。あと5963の経験で次のレベルになるでしょう……お前、誰だ?」
「ほら、みなさい! よそ者が来たらこうなるのよ!」
四人は教会を出て、武器屋に向かう。
プッ━━━━━━━━━
画面が変わり、1チャンネルの画像が流れる。
どうやら、おかんの掃除機がゴツいアダプターに当たり、コンセントから落ちたようだ。
「うわ! もう、やってる途中やのに!」
「そんな大きなコンセント、重たいから落ちるんやろ」
「しゃあないやん、元からこんなんやし」
セーブしておいてよかった。
アダプターをはめ直し、ロード。
再び冒険が始まる。
武器屋で余計なアイテムを売り、装備を整える。だが、光邦にあう装備は売ってなかった。
宿屋に入ると光邦は、その内装に不服の様子。
「え、お風呂もトイレもないし、一部屋にみんなと一緒? ユースホステルじゃない」
ムトとレミファにはわからない話だった。
48
みんなそれぞれベッドに横になるが、テヘペロは扉の前から動かなかった。
「どうした、テヘペロ」
「うがうが」
「え? 光邦と同じ部屋だとまたお尻を狙われるから外で寝るって?」
ムトとレミファはベッドの上でゴロゴロする光邦を見て「確かにやりかねないな」と思った。
「仕方ない、もうひとつ部屋を取るか」
なるべく贅沢はしたくないが、テヘペロのためだ。
「え? この部屋あたしだけで使っていいのぉ? うふふ、じゃあ他の男を連れ込めるわね」
やっぱりやる気満々だった光邦を見て、三人はゾッとした。ムトは今男じゃなくて良かったと心の底から思った。
「どうした、テヘペロ」
「うがうが」
「え? 光邦と同じ部屋だとまたお尻を狙われるから外で寝るって?」
ムトとレミファはベッドの上でゴロゴロする光邦を見て「確かにやりかねないな」と思った。
「仕方ない、もうひとつ部屋を取るか」
なるべく贅沢はしたくないが、テヘペロのためだ。
「え? この部屋あたしだけで使っていいのぉ? うふふ、じゃあ他の男を連れ込めるわね」
やっぱりやる気満々だった光邦を見て、三人はゾッとした。ムトは今男じゃなくて良かったと心の底から思った。
49
その夜――隣の光邦の部屋から、光邦じゃない誰かの、苦しそうで切なそうで悲しそうな声が聴こえてくる。
その声を聞いたムト達は、ふと思い出してしまった。
村の入り口で、「ここは名もない、山のふもとの村さ!」と、元気よく答えていた若くてイケメンの青年と、全く同じ声だということを。
そして、青年を見た時の光邦の目付きが、ギラリと光ったことも。
ムト達は、思い出したことをなかったことにし、どうかあの青年ではありませんようにと祈りながら、身を寄せあって、耳栓をして、無理矢理眠りについた。
その夜――隣の光邦の部屋から、光邦じゃない誰かの、苦しそうで切なそうで悲しそうな声が聴こえてくる。
その声を聞いたムト達は、ふと思い出してしまった。
村の入り口で、「ここは名もない、山のふもとの村さ!」と、元気よく答えていた若くてイケメンの青年と、全く同じ声だということを。
そして、青年を見た時の光邦の目付きが、ギラリと光ったことも。
ムト達は、思い出したことをなかったことにし、どうかあの青年ではありませんようにと祈りながら、身を寄せあって、耳栓をして、無理矢理眠りについた。
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――そして、夜が明けた!
(♪宿屋のBGM)
――そして、夜が明けた!
(♪宿屋のBGM)
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