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【リレー小説】ルイーダの酒場 3
《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》
ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。
《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。
【登場人物】
ムト(盗賊→勇者)
パーム(マジシャン→魔法戦士)
レミファ(遊び人→賢者)
イワハシ(商人→武闘家)
カズマ(忍者)
ヤス(魔物系YouTuber)
ヒロ(魔物系YouTuber)
サチ(ヤスの妻、ヒロの母)
トロル(テヘペロ)
はぐれ爆弾メタル岩(クランチ)
キメラ(つばさ)
ベビーパンサー(はやて)
カネミツ(ダーマ神殿の大神官)
トムじいさん(ピチピチギャル)
http://otona-novel.jp/viewstory/index/37171/?guid=ON
1
――そして、夜が明けた!
(♪宿屋のBGM)
――そして、夜が明けた!
(♪宿屋のBGM)
2
「うわぁーんっ! パームの嘘つきぃーっ!」
一人だけ一晩中起きていて待ちぼうけ食らったムトの、怒りのポカポカ攻撃、再び。
パームはハンドパワーで上手く避けながら、ムトをどうどうと宥める。
「パーム、お前何が『大丈夫。今晩、第二回世界大会をやる予定だ』『今日は寝そうになったら、俺がおこしてやる』だよぉっ! しかもお前だけでなく、みんな寝ちまったし!」
「ムト、予定は未定ってヤツなんだ。許せ」
「許さないっ! ぱへをするまでは絶対に許してやんないんだからなぁ!」
「あの二人はどのような関係なりか? さてはデキているなりね」
「さぁ、どうなんだろうねぇ」
カズマとレミファは二人を見て、ひそひそニヤニヤ。
「今日こそぱへに参加してやるっ! 今日もやるんだろ!?」
「あぁ、やろう。約束だ。みんなにも伝えておこう」
「したら、今すぐにやるぞ!」
「いや。ぱへは夜やるものであって、朝にやるものじゃ……」
「だからこうするんだよ! ラナルータ!」
ムトは賢者時代に覚えた『ラナルータ(朝と夜を逆転させる呪文)』を唱えた。
辺りは闇に包まれていき、夜となった。
「うわぁーんっ! パームの嘘つきぃーっ!」
一人だけ一晩中起きていて待ちぼうけ食らったムトの、怒りのポカポカ攻撃、再び。
パームはハンドパワーで上手く避けながら、ムトをどうどうと宥める。
「パーム、お前何が『大丈夫。今晩、第二回世界大会をやる予定だ』『今日は寝そうになったら、俺がおこしてやる』だよぉっ! しかもお前だけでなく、みんな寝ちまったし!」
「ムト、予定は未定ってヤツなんだ。許せ」
「許さないっ! ぱへをするまでは絶対に許してやんないんだからなぁ!」
「あの二人はどのような関係なりか? さてはデキているなりね」
「さぁ、どうなんだろうねぇ」
カズマとレミファは二人を見て、ひそひそニヤニヤ。
「今日こそぱへに参加してやるっ! 今日もやるんだろ!?」
「あぁ、やろう。約束だ。みんなにも伝えておこう」
「したら、今すぐにやるぞ!」
「いや。ぱへは夜やるものであって、朝にやるものじゃ……」
「だからこうするんだよ! ラナルータ!」
ムトは賢者時代に覚えた『ラナルータ(朝と夜を逆転させる呪文)』を唱えた。
辺りは闇に包まれていき、夜となった。
3
「やだあ、ムトってば、そこまでしてやりたいの~?」
「お空が真っ暗になっちゃったなり! 日光浴ができないなり!」
「さあ、パーム! みんなを集めてくれ! みんなでぱへをやろうじゃないか!!」
もはや大興奮で、誰の声も聞いていないムト。
しかし「バンッ!」と勢いよく宿屋の扉が開くと、
「大変だ! 急に夜になったせいで、王様が……!」
「お空が真っ暗になっちゃったなり! 日光浴ができないなり!」
「さあ、パーム! みんなを集めてくれ! みんなでぱへをやろうじゃないか!!」
もはや大興奮で、誰の声も聞いていないムト。
しかし「バンッ!」と勢いよく宿屋の扉が開くと、
「大変だ! 急に夜になったせいで、王様が……!」
4
入ってきたのは、アリアハンの兵士だった。
「王様がどうかしたのか?」とパームが尋ねると、兵士は一度、唾を飲み、
「魔物にさらわれた」
一同は声を出して立ち上がる。
「どういうことだ?」とムトが、心王様にあらず的な表情で聞いた。
「じつは、毎夜王様の命を狙って魔物が忍び込んでくるのです。我々のような兵士では守りきれないため、夜になる前に、王様の部屋の前で、神父に結界を張っていただくんですが、結界は一夜しか保たないため、毎日儀式を行わなければなりません。食い止める兵士も命がけで、毎日誰かがケガを負い、まともに動ける者が少なくなってきました」
「だから、王様は勇者を探してたんだな」
「はい、魔物を倒せる者は、勇者様しかいません」
「そっか。つまり、いきなりに夜なって魔物が動きだして、結界を張る間がないから王様はさらわれたってことか……でも、俺達これからぱへがあるから、どこぞの星の光邦とか言う勇者を」
「一部の人にしかわからないネタを出されても困ります。それに、王様の命よりぱへが大事ですか?」
さあ、どっちをとる?
「王様がどうかしたのか?」とパームが尋ねると、兵士は一度、唾を飲み、
「魔物にさらわれた」
一同は声を出して立ち上がる。
「どういうことだ?」とムトが、心王様にあらず的な表情で聞いた。
「じつは、毎夜王様の命を狙って魔物が忍び込んでくるのです。我々のような兵士では守りきれないため、夜になる前に、王様の部屋の前で、神父に結界を張っていただくんですが、結界は一夜しか保たないため、毎日儀式を行わなければなりません。食い止める兵士も命がけで、毎日誰かがケガを負い、まともに動ける者が少なくなってきました」
「だから、王様は勇者を探してたんだな」
「はい、魔物を倒せる者は、勇者様しかいません」
「そっか。つまり、いきなりに夜なって魔物が動きだして、結界を張る間がないから王様はさらわれたってことか……でも、俺達これからぱへがあるから、どこぞの星の光邦とか言う勇者を」
「一部の人にしかわからないネタを出されても困ります。それに、王様の命よりぱへが大事ですか?」
さあ、どっちをとる?
5
さぁ、どっちをとる?
――――――――――――――――
▶️
「俺は勇者だぞ? 『ぱへ』なんかよりも、
王様の命の方が大事に決まってんだろ!
よしっ。みんな、助けに行くぞ!」
「そんなの、『ぱへ』が大事に決まってるだろ。
そんなに大事な王様なら、
てめぇら(兵士達)で何とかすればいいじゃん。
よしっ。みんな、早くぱへやろうぜ!」
「とりあえず……はにかんでみるか」
――――――――――――――――
最後の選択はともかく……
ムトが出した答えは!?
さぁ、どっちをとる?
――――――――――――――――
▶️
「俺は勇者だぞ? 『ぱへ』なんかよりも、
王様の命の方が大事に決まってんだろ!
よしっ。みんな、助けに行くぞ!」
「そんなの、『ぱへ』が大事に決まってるだろ。
そんなに大事な王様なら、
てめぇら(兵士達)で何とかすればいいじゃん。
よしっ。みんな、早くぱへやろうぜ!」
「とりあえず……はにかんでみるか」
――――――――――――――――
最後の選択はともかく……
ムトが出した答えは!?
6
「そんなの、『ぱへ』が大事に決まってるだろ。そんなに大事な王様なら……」
「やめろっ、ムト! それを選ぶなっ! 兵士達ではどうにもならないっつってるから、お前(勇者)に助けを求めてきたんだろっ! だいたい原因は、ラナルータを唱えたお前じゃねぇか!」
パームはムトの目を覚まさせようと必死になった。
「だって、だって……どうしても、ぱへがしたかったんだもーん……うわぁーんっ!」
子供みたいに泣き出す女バージョンのムトが、あまりに可愛くて。激おこのパームだけでなく、仲間達も、助けを求めにきた兵士も、みんなムトの頭を撫でたくなって、ヨシヨシしだした。
「そんなの、『ぱへ』が大事に決まってるだろ。そんなに大事な王様なら……」
「やめろっ、ムト! それを選ぶなっ! 兵士達ではどうにもならないっつってるから、お前(勇者)に助けを求めてきたんだろっ! だいたい原因は、ラナルータを唱えたお前じゃねぇか!」
パームはムトの目を覚まさせようと必死になった。
「だって、だって……どうしても、ぱへがしたかったんだもーん……うわぁーんっ!」
子供みたいに泣き出す女バージョンのムトが、あまりに可愛くて。激おこのパームだけでなく、仲間達も、助けを求めにきた兵士も、みんなムトの頭を撫でたくなって、ヨシヨシしだした。
7
ムトの頭をなでなでしながら、兵士は申し訳なさそうにボソッと語りだした。
「勇者様がそんなにぱへにご執心だったとは、思いもよりませんでした。
我がアリアハンにも、選ばれたものだけが利用できる王立ぱへリゾートがございますが、リゾートの鍵をお持ちの国王様がさらわれていますので、現在は閉鎖中なんです。
国王様が無事にお戻りになられれば喜んで、ぱリパ(ぱへリゾートパスポート)を発行してくださるでしょうけれど、この際、仕方ありません。
どこぞの星の光邦様をあたってみましょう。
あ、盗賊ムトには、すみやかに出頭するようにお伝えください」
兵士が宿屋から出ていこうと扉に手をかける前に、涙をぬぐったムトは言い放った。
「俺は勇者だぞ? 『ぱへ』なんかよりも、王様の命の方が大事に決まってんだろ!
よしっ。みんな、助けに行くぞ!」
「勇者様がそんなにぱへにご執心だったとは、思いもよりませんでした。
我がアリアハンにも、選ばれたものだけが利用できる王立ぱへリゾートがございますが、リゾートの鍵をお持ちの国王様がさらわれていますので、現在は閉鎖中なんです。
国王様が無事にお戻りになられれば喜んで、ぱリパ(ぱへリゾートパスポート)を発行してくださるでしょうけれど、この際、仕方ありません。
どこぞの星の光邦様をあたってみましょう。
あ、盗賊ムトには、すみやかに出頭するようにお伝えください」
兵士が宿屋から出ていこうと扉に手をかける前に、涙をぬぐったムトは言い放った。
「俺は勇者だぞ? 『ぱへ』なんかよりも、王様の命の方が大事に決まってんだろ!
よしっ。みんな、助けに行くぞ!」
8
こうしてムトは、
ギリギリのところで勇者の威厳を守りきり
王様を助けに行くこととなった。
果たしてムト達は、
強敵そうな魔物から、
無事に王様を救うことが出来るのか?
そして……
ぱへリゾートとはどんなところなのか?
そしてそして……
どこぞの星の勇者・光邦とは、
一体何者なのか?
――次へ続く。
こうしてムトは、
ギリギリのところで勇者の威厳を守りきり
王様を助けに行くこととなった。
果たしてムト達は、
強敵そうな魔物から、
無事に王様を救うことが出来るのか?
そして……
ぱへリゾートとはどんなところなのか?
そしてそして……
どこぞの星の勇者・光邦とは、
一体何者なのか?
――次へ続く。
9
アリアハンの兵士は、名も無い惑星に勇者を探すために、旅の扉がある、とある祠に向かった。
ムト達はまず、城に向かい現場の状況を確認をすることにした。
城下町の人々に話を聞いたところ、王様の悲鳴と共に、城から強い光りを見たという証言や、「あ~あ、僕も旅の扉で遠い国に行きたいな」みたいなどうでもいい声まで拾った。
城には、傷ついた兵士が多く、もう動けないと言った声もあった。
アリアハンの王妃と姫が、心配そうな表情でムト達を迎えた。
「お願いします。主人である王を助けて下さい」と王妃は涙ながらに、頭を下げる。
ムトは腰に手をあて、「いやぁ、助けるのはいいが、ただでってことはないっすよねぇ~王妃様よぅ」
そのあと、レミファから、勇者にあるまじき横柄な態度は慎めチョップを喉元に喰らった。
するとアリアハンの姫は、「私は父が助かれば、勇者様の妻になりとうございます」と、勇者の前を通り過ぎ、なぜかパームの目の前に立った。
「えっ!?」
戸惑うパーム。
限りなく、ぼる塾のあんりに近いような姫はパームの手を握り、「私をもらっていただけませんか?」と鼻の穴を広げ、笑顔を見せた。
ムト達はまず、城に向かい現場の状況を確認をすることにした。
城下町の人々に話を聞いたところ、王様の悲鳴と共に、城から強い光りを見たという証言や、「あ~あ、僕も旅の扉で遠い国に行きたいな」みたいなどうでもいい声まで拾った。
城には、傷ついた兵士が多く、もう動けないと言った声もあった。
アリアハンの王妃と姫が、心配そうな表情でムト達を迎えた。
「お願いします。主人である王を助けて下さい」と王妃は涙ながらに、頭を下げる。
ムトは腰に手をあて、「いやぁ、助けるのはいいが、ただでってことはないっすよねぇ~王妃様よぅ」
そのあと、レミファから、勇者にあるまじき横柄な態度は慎めチョップを喉元に喰らった。
するとアリアハンの姫は、「私は父が助かれば、勇者様の妻になりとうございます」と、勇者の前を通り過ぎ、なぜかパームの目の前に立った。
「えっ!?」
戸惑うパーム。
限りなく、ぼる塾のあんりに近いような姫はパームの手を握り、「私をもらっていただけませんか?」と鼻の穴を広げ、笑顔を見せた。
10
ムトはパームの肩に手をかける。
「パームよ、これは人生逆転チャンスだぞ」
「なにを……」
「姫を嫁に貰えるんだぞ。こんな奇跡ねえだろ」
「しかし……」とパームは姫の顔を見る。
鼻だけで、土偶を想像させるようなパンチ力のある女を、姫と呼ぶのも無理があるような気がした。
きっと王様の遺伝子が9割勝利したのだろう。国王の姫というイメージだけで美しい女性を想像してはいけないのだ。パームは現実を学んだ。
すると王妃がパームに近寄ってきた。
「娘も今年40になります。気が確かでなければ、ぜひ嫁に貰っていただけませんか?」
パームは背筋を伸ばし、「王様を助けだしてからで、改めてお返事をさせていただきます」と即答を控えた。
「パームよ、これは人生逆転チャンスだぞ」
「なにを……」
「姫を嫁に貰えるんだぞ。こんな奇跡ねえだろ」
「しかし……」とパームは姫の顔を見る。
鼻だけで、土偶を想像させるようなパンチ力のある女を、姫と呼ぶのも無理があるような気がした。
きっと王様の遺伝子が9割勝利したのだろう。国王の姫というイメージだけで美しい女性を想像してはいけないのだ。パームは現実を学んだ。
すると王妃がパームに近寄ってきた。
「娘も今年40になります。気が確かでなければ、ぜひ嫁に貰っていただけませんか?」
パームは背筋を伸ばし、「王様を助けだしてからで、改めてお返事をさせていただきます」と即答を控えた。
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