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【リレー小説】ルイーダの酒場


《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》


ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。


《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。


まずは物語に登場させるキャラを作成してください。雑談スレを作りますので、そちらにキャラ設定をなるべく詳しく書いてください。(キャラの特徴や背景など)


ドラクエ好きだけど文章苦手で~うる覚えで~…という方でも大丈夫。一行のみの参加でもOKです。とにかく繋げてドラクエストーリーを楽しもう!


ルイーダの酒場で待ってるよ(*^ω^)ノ


51 「トムじいさん、なんでギャルになってんの!」

「願望じゃよ。本来なら職業だけだが、年老いた男の一生の頼みで性別まで変えてもらったんじゃ。まだ、生娘だがためしてみるか?」

「絶対いやです」きっぱりと断った。

「ところで、一つたのみなんじゃが」

「なんです? 」

「教会まで背中を押してくれんかのぅ」

「そこはジジイのままかよ。てか、よくここまでこれたな」

もちろん、背中を押すのは、別の者に託し、ムトはその場を離れた。

だが、その間に……、

「ムト、私、賢者になったよ!」

「早っ、えっ!? お前レミファ? 悟りの書なんか持ってた?」

「なんかよくわからないけど、私には必要なかったみたい」

「パームは?」

「いま、魔法使いになるための、同意書を書いてます」

「そんなの書くの? てか、俺はどうなろう?」

戦士、盗賊、商人、吟遊詩人、羊飼い、笑わせ師、遊び人、僧侶、魔法使い、武闘家、踊り子、船乗り、バトルマスター、魔法戦士、賢者、海賊、スーパースター、パラディン、魔物ハンター、野球選手、政治家、YouTuberとある。

「マジか」
52 イワハシが壁に手をついて項垂れていた。

「イワハシ、商人になれたのか?」

「すでに商人だと言われて断られた」

「で、なにになる?」

ムトにそう聴かれ、イワハシははにかみながら言った。

「戦闘で迷惑かけたから、戦士か武闘家になろうかと」

「戦士かぁ、いいかもな」

と言ってる間に、魔法使いになったパームが戻ってきた。

「ハンドパワーです」

「それ言ったらペテンに聞こえるからやめろ」

ムトがここに来た理由、それは勇者を探すことだった。

たが、勇者がいれば、誰か一人がパーティーから外れて、ルイーダに待たせなければならない。

「勇者いないかぁ」

その一言を洩らしたムトに、パームが言った。

「勇者いるじゃん」

「どこに?」

パームは、ムトを指差した。

「え、俺?」

「勇者を探してるんじゃなく、本当は勇者になりたいんじゃないか?」

「でも、勇者になる条件が……」


勇者になるにはバトルマスター、賢者、スーパースター、レンジャーの4つの職業を経由しなければならない。

「大神官に聞いてみるか」と、これから大神官の前に向かうイワハシを押し退けて前に出た。


53 「大神官様、あのさ俺……」

そう口を開きかけた時、ムトはなぜかぴちぴちギャルになったじーさんのことを思い出した。

「なんじゃ、お主もぴちぴちギャルになりたいのか?」

大神官からそう言われ、ムトは動揺する。

「はあっ? ちげーよ! 俺はバトル……」

「よかろう、今日からお主はぴちぴちギャルのバトルマスターじゃ」

「!?」

なんと、ムトはぴちぴちギャルになってしまった。


54
「……んん?」

「なっ、何だよパーム。まさか、またハンドパワーですとか言うんじゃ……」

「じゃなくて……もしやあなたは、いつぞやか、大道マジックで一緒にゴールドを稼いでくれた遊び人なのでは?※」※14番目の話を参照

パームはマジな顔して、ピチピチムトに聞いてきた。

「んなわけねぇだろっ!どうすんだよこれっ!何で俺がピチピチになんなきゃいけねぇんだよっ!」

イワハシは「……アリかも」と呟いて、はにかんだ。

「やめろっ!そんな目で俺を見るなっ!」

「でもムトかわいいー♪レミファ、大歓迎!」

「だから可愛がるなって!
 おい大神官っ!元の男に戻せよっ!」

「未熟者の分際でもう職を変えたいとは何事じゃ!」

思いっきり怒られた。

そう。転職は一度してしまうと、レベルは1からやり直し。再び転職をするには、またレベルを20以上に上げないといけない。

「いや、職業のバトルマスターはそのままでいいから、性別を変えてくれっ」

「未熟者の分際でもう職を変えたいとは何事じゃ!」

「…………」

同じことしか言わない大神官。

ムトは仕方なくあきらめた。

55
すると、同じピチピチギャルになったトムじいさんが、落ち込むムトの肩を、慰めるように叩く。

「トムじいさん……」

優しくはにかむピチピチトムじいさんに、ムトの目が潤むと、

「すまないが、教会まで押してくれんかのぉ?」

「……俺の涙を返せ」

56 トムじいさんの背中を押す役目を、なぜか武闘家になったイワハシに任せ、ムトは胸に手を当てて落ちこんだ。

「レベル20になればいいんだ。早くレベル20になってやる……あ、でもおっぱい柔らか……」

自分の体に違和感を感じながら、パームとレミファを連れて外に出た。

レミファは装備を整えながら「ねぇ、ムト、イワハシはどうするの?」と聞いてみる。

「あいつはなんとでもなる。メタル探せーーっ!」

がむしゃらになったムトはレベル1でも強かった。賢者のレミファ、魔法使いのパームがドン引きするくらいの勢いがあった。

あっという間にレベル2、レベル3、レベル4とあがっていった。

目の前に腐った死体とバーサーカーが現れた。

「お、おい、ムト。相手が悪すぎる。今の俺達(パームはレベル3)じゃ、太刀打ち出来ないし、目の前でお尻振られたらムラッとくる」

「気持ち悪い事言ってないで、早くヒャド唱えんかい!」

レミファは自分は天然の女だと、わざと尻を振るが、パームの目には入らなかった。

苦戦のすえ、なんとかモンスターを倒した。

だが、そこに念願のメタルスライム八匹!


片っ端から逃げられた。
57
せっかくのメタルが……と、ムトがガックシと落胆しかかった、その時!――

「そうはいかんのキンタマよー!」

遠くから、聞き覚えのあるマヌケな声と、あの※名セリフが、辺りにこだまする。※20番目の話を参照

「そっ、その声はっ……!」

なぜか武闘家に転職した、
『トムじいさん専属の背中押し係に任命され、元・なんちゃって商人かと思ったら実は本物の商人だったイワハシ』が、逃げたメタル達の前に素早く立ちはだかった。

「くらえっ!アータタタタタタタッ!」

イワハシは、パワーのある鉄拳を幾度も撃ちまくり、メタル達に会心の一撃を与え続ける。

「す……すげー……」

ムト達は、たちすくんでいる。

そうして、イワハシがあっという間にメタル八匹を倒すと、全員レベルアップしまくった。

58 「あっ、あそこっ!!」
レミファが、指差した方角には、迷子らしき
はぐれメタル。

「逃すな!!追え!!!」
59 ムトたちははぐれメタルを追おうとした。と、そこへ

「はぐれメタル、手なづけてみる~!!いぇ~い!!」

カメラをもったオッサンと、そのカメラの前で喋るちゃらそうな若者の二人組YouTuberが現れる。

「今日はまもののエサ、作ってきました!これをはぐれに与えたいと思います!!」
60 「おい……あの二人、はぐれメタル手なずけようとしてるぞ」

「よし、やっちまいましょう姉貴」とレミファ。

「女性賢者が言う言葉じゃねえだろ。てか、一匹でも貴重なはぐれメタルだ。交渉しようぜ」とムトは三人を連れて、二人のYouTuberに近付いた。

「なぁ、悪いけど、そのはぐれメタル、俺達に譲ってくんない?」

ちゃらそうなYouTuberが、目つきを変えてこちらを見つめる。

「なんすか? 」

ムトは微笑むはぐれメタルをアゴで示し、「悪いけど、そのはぐれメタル、俺達に譲ってよ」と鋼の剣をチラつかせながら言った。

すると小型カメラを構えている中年男性が、「おっ、ハプニングか。どうするヒロ、カメラ止める?」

「いいよ、まんまで」

ヒロと呼ばれた若い男は、ムトに近寄った。

「悪いけど、撮影の邪魔しないでくれる。これ、今から手なずけんだから」

そう言ってる間に、

ザザザザ……

逃げられた。

「アーーッアーーッ、せっかくのはぐれメタルがあぁぁ」

なぜか、ムトとヒロが声を合わせて叫んだ。

「どうしてくれる! せっかくのネタを」

「知るか! あれは俺の経験値だ」
レスが上限に達しています。
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