
◯貧乏女子はシンデレラのように恋をする
第1章 貧乏女子はシンデレラのように恋をする
その後、私は高級洋服店に連れて行かれて、華やかなワンピースに着替えさせられた。
「まあ、とってもお似合いです〜! このまま着ていかれますか?」
「お願いします」
「えっ……あの、部長っ! これ、すごく高い……」
私はワンピースについたタグを見て青ざめた。
「気にするな。それは今日付き合ってくれた御礼だ」
「えっ、でも……美容室でも出してもらったし、割に合ってないですよっ……!」
「構わない、そのワンピースは取っておいてくれ。もしかしたらまたフリを頼むかもしれないしな」
「……」
あ……そっか。七瀬部長にとってワンピースは、婚約者のフリをするにはかかせない道具なんだ。私が服を持っていないから……。
「承知しました。そういうことでしたら、ありがたく頂戴いたします」
動揺するな、私。これは婚約者のフリをするという仕事なんだから、余計なことは考えるな。
それから私たちは、七瀬部長のお見合い相手が待つホテルのラウンジへと向かった。
「……え? その方が七瀬さんの婚約者なんですか?」
七瀬部長のお見合いの女性は私よりもはるかに美女でとても上品な人だった。どこかのご令嬢みたいで、むしろ私より七瀬部長とお似合いだった。
「まあ、とってもお似合いです〜! このまま着ていかれますか?」
「お願いします」
「えっ……あの、部長っ! これ、すごく高い……」
私はワンピースについたタグを見て青ざめた。
「気にするな。それは今日付き合ってくれた御礼だ」
「えっ、でも……美容室でも出してもらったし、割に合ってないですよっ……!」
「構わない、そのワンピースは取っておいてくれ。もしかしたらまたフリを頼むかもしれないしな」
「……」
あ……そっか。七瀬部長にとってワンピースは、婚約者のフリをするにはかかせない道具なんだ。私が服を持っていないから……。
「承知しました。そういうことでしたら、ありがたく頂戴いたします」
動揺するな、私。これは婚約者のフリをするという仕事なんだから、余計なことは考えるな。
それから私たちは、七瀬部長のお見合い相手が待つホテルのラウンジへと向かった。
「……え? その方が七瀬さんの婚約者なんですか?」
七瀬部長のお見合いの女性は私よりもはるかに美女でとても上品な人だった。どこかのご令嬢みたいで、むしろ私より七瀬部長とお似合いだった。

作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える