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運動神経の鈍い女は騎乗位がヘタ

第1章 ねぇ、知ってる?…

 2

 だから、わたしは…

「もぉ、よいしょ、ん、んんっ」
 彼の上に跨がり、掴み、ゆっくりと当てがい、自ら挿入れていく。

 ズブズブと怒張が沈み、奥に当たる…

「ん、はぁぁ…」
 そして、途中で止められたフラストレーションもあって、一気に上下動していく。

 ギシッ、ギシッ…
 ベッドがリズムよく軋み音を奏でる。

「あっ、っくう、うわっ」

 ギシッ、ギシッ…

「ほら、どう?」

「あ、う、うん、あ、い、いい…」

「ほら、ほらぁっ」
 わたしは、上下動のスピードを増していく。

 そもそも、わたしに運動神経云々を問うてくるのは間違いである…
 だってわたしは大学生時代まで、バスケットの全日本選抜選手だったのだから。

 コート内で、わたしのあまりの速さに
『黒ヒョウ』と称されていたくらいなのであるから――

 ギシッ、ギシッ、ギシッ……

「あっ、んっ、ほ、ほらぁ、どう?」

「あ、う、い、いい…かも…」

「えっ」

「あ、うっ、あ、ま、まあまあ……」
 だけど、そう答える彼の表情は、見る見る、快感に歪んでくる。

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 でも、確かに、案外…
 騎乗位は難しいのかもしれない。

 だって、この上に跨がっての上下動には、ある意味、コツがあるから…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…
 
「あっ、うっ、う、う…」

「は、はん、ん、んんっ」

 そう、コツが…

 わたしの場合は、このベッドの軋みの反動を利用して、その反動のリズムに合わせて上下動を、していく。

 だけど…
 確かに、そのリズムに上手く乗れなかったり、反動を利用できなければ、ヘタしたら、スクワット的に、膝、腿に負荷を掛けて上下動しなくちゃならないかもしれないし…
 上下動に伴い、微妙に、抜けるか、抜けないかの攻めぎあいの加減も必要になってくるかもしれない…

「あっ」
 
 確か、前のオトコが…
 勢いよく抜けてしまい、その上にオンナがしゃがみ、折れそうになったことがあった…
 と、言っていたのを、ふと、思い出した。

 そういう意味では、確かに、運動神経の良し悪しに、左右されるのかもしれないなぁ…
 なんて、わたしはそんな事を考えながら、自分の快感を昂ぶらせる為にも…

 ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 上下動のスピードを、更に上げていく。


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