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お題小説第9弾『終わらない夏』

第1章 終わらない夏…


 遅い梅雨入り宣言の、どんよりとした曇り空――

 蒸し暑い体育館。

 キュッ、キュッと鳴り響くバッシュの音。

 ゴールリンクネットの揺れる音。
 
「はぁ、はぁ、はぁ…」
 美夏先輩の、熱く、荒い呼吸。

「ラストっ、500ぅっ」

 飛び散る汗――

 宙を、美しい放物線を描き、飛ぶ、バスケットボール――

 跳ねるバッシュ――

 シュート打つ
 夏の体育館
 貴女の汗
 ときめく心
 跳ねるスニーカー


 飛ぶ汗と
 駆ける貴女の
 スニーカー
 目で追うたびに
 胸熱くなる


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