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『してほしい…』

第1章 してほしい…


 女心
 繕う嘘の
 その奥に
 言えぬ想いが
 吐息を漏らす

「ね、ねぇ…」
 わたしは寝たフリをしていたのだが…
 映画のエンドクレジットが流れた時に、とうとう我慢が出来なくなってしまい…
 健太の手指に自らの指を絡め…
 そして肩にもたれたままに……

「ね、ねぇ…」
 健太の耳元で囁いてしまう…

「本当に…何も……」

「っ…」

「本当に何も…しない…つもりなの……」
 ――と。



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