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陽が沈む湊、陽が昇る湊。

第2章 一緒に暮らすか?

私は寮に住んでいた。

なので荷物はそれほど多くない。

家具やベッドは備え付けだったし

ひとまずキャリーケースに入れられるだけ荷物を詰めて

彼の元へ一刻も早く向かいたかった。

重い荷物を引きながら坂道を上がっていく

胸が高鳴って

彼との新生活にときめいていた。

高台にある小さな一軒家。

玄関で迎え入れてくれた彼は

「呼んでくれたら迎えにいったのに」

と、少し困ったような顔をしてた。

「早く行きたくて、連絡するの忘れてた」

本当にそうだった。

私は彼に飛びつくように駆け寄っていた。

しっかりを受け止めてくれる逞しい体。

互いに抱きしめ合う時間。

大好き

片時も離れたくない。

見つめ合う二人

どちらともなく唇を重ねていた。

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荷物を取り出して整理する。

歯ブラシやメイク道具、着替えなどを定位位置に片づける。

彼の家は物が少なく、殺風景だった。

一階は居間と台所、洗面所にバスルーム

二階は二間を一つにリノベした広めの部屋があるのみ

「あ、布団一組しかないな」

彼がぼそっと呟いていた。

「一緒に寝ればいいよ」

「そ、そうだな」

ちょっと戸惑ってる姿が愛おしい。

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