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陽が沈む湊、陽が昇る湊。

第7章 湊の一日

非番。
24時間振りに日陽に会える。

オレはスクーターを飛ばして家に帰る。

「ただいま」

「おかえりなさい」

日陽が玄関先まで出迎えてくれた。

彼女を抱きしめる。

「会いたかった」

「ふふ、大袈裟ね。私もよ」

「夕方迎えに行くよ」

「分かった」

「今夜は離さないからな」

「もう、朝っぱらからやめてよ」

恥ずかしそうに笑い、支度を済ませた日陽を病院まで送り届ける。

「いってらっしゃい」

「湊、ありがとう」

彼女はキョロキョロと辺りを見回してから、頬にキスをして出て行く。

とくん、と胸が鳴る。

「バカ」

オレを焚き付けるなよ。

日陽の残り香と共に家に戻る。

洗濯物を回し、シャワーを浴びる。

ビールを飲みながら、洗い終わった洗濯物を干した。

歯を磨いて、二階に上がり敷きっぱなしの布団に潜り込む。

そこにも日陽がいた。

切なくなる……。

そして、眠りの底に落ちていった。

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小さな男の子が泣いている。

迷子か? オレが近づこうとすると

目の前を若い女性が通り過ぎて

男の子を抱きしめる

母親か。良かった。

もう迷子になるんじゃないぞ。

母親がこちらに振り向く

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「……日陽」

なんだ夢か。枕元に置いてある腕時計を確認する。

15時半。あと2時間で日陽に会える。

洗濯物を取り込んで、居間に降りる。

久しぶりに豆を挽いて珈琲を飲んだ。

「腹減ったなぁ」

あと、3時間もすれば夕飯の時間。

冷蔵庫を開いて何かないか調べる。

ソーセージを焼いて、ご飯に乗せて食べた。

そろそろ日陽を迎えに行く時間だ。

陽が傾き始めた駐車場で日陽を待つ。

病院から姿を現した日陽。手を振りながらこちらに向かってくる。

「おつかれ」

「今日も忙しかった」

「よしよし、偉いぞ」

オレは彼女の頭を揶揄うように撫でた。

「もう、やめてよ」

途中、スーパーで買出しをして帰宅する。

「風呂沸かしておいたから先に入れよ」

「はぁ〜い」

疲れたような返事。

オレは成形されたハンバーグを焼いて、トマトジュースで煮込んだ。

風呂から上がってきた日陽と一緒にご飯を食べる。

すると、オレの携帯が鳴った。

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