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ミントに発情

第1章 劣情のミント

「ほら。たばこの匂い、しないでしょ」

「なにするの」

私が慌てて体を離すと、要は艶っぽい目つきで尋ねた。

「してほしくなかったの?」

「え?」

私がいつ、要にキスしてほしいと言っただろう。

「だってリリーさん、ふだんは吸わないよね。なのにしょっちゅう、俺のところに買いに来てた」

確かに、旦那に頼まれてもいないのに、要に会いたくて何個も煙草を買い求めた。

「素直に認めちゃいなよ」

要の指先が唇に触れ、頬を滑って耳に触れた。

そうして受けた二度目のキスを、私は拒まなかった。



それ以来、彼のミントの味が忘れられないカラダになってしまった。

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