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キスフレ

第1章 キスフレ

 あいつはなぜか俺とキスする前に、必ずミント味のお菓子を食べる。ミントが嫌いな俺への嫌がらせなのか?なんて思ったりもした。


 でも違ったんだ。
 あいつが口の中をミント味にしていたのは理由があった。


「私ね、子宮がないの」

「……えっ……」

「膣もないから、セックスできないんだって」


 あいつから突然告白されて、俺の思考は止まってしまった。
 子宮がないって、膣がないって、どういうことだ?


「外見は皆と同じなのにね……」

「……っ」

「セックスできないなんて、光樹も嫌だよね?」


 俺はあいつと目を合わせられなかった。動揺していて、どう答えたらいいかわからなかった。




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