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キスフレ

第1章 キスフレ

「……あ。またミント食べただろ?」


 あいつとキスすると、必ず歯磨き粉の味がする。
 俺はミント味が嫌いだ。
 なのにあいつはいつも口の中をミント味にさせて、俺とキスをする。


「……うん。だってミント好きだもん」


 俺は眉間に皺を寄せながらも、舌を絡ませた。


「……んっ……、こう、きっ……」


 あいつが俺を名前を口にするたび、ミント味のキスに夢中になった。歯磨き粉の味が、もっと欲しくなる。


 俺はあいつとのキスは嫌いじゃない。





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