小中大テキストサイズ

🐝極甘ハニー🍯

第14章  王子と噂の出どころ





『妄想匂わせ女――――が原因かな?イケメンも大変だね…』


と、電話の先の上坊はボソッと呟く。



「はあ?妄想…何だって?お前の得意なネットワールドか?」


『“妄想匂わせ女”…だよ…』


祐一郎は側で蜜也の頬を撫でる総一郎と目配せしめ息をつく。


『――――詳しいことはメールする…これからナデちゃんの撮影に動向するから…』


「“動向する…”って、尾行するだけだろ?相変わらず恐いっつ~の!ま~…姉ちゃんとお前の間の問題だから…別にいいけど……」


祐一郎は呆れながらも、姉の恋人である彼の行動を容認する。


『なにか策が思い付いたら…連絡して――――僕…もう、行かないと……じゃぁ、』



こちらの返事も聞かずに通話が切れた。



「で?妄想……なに?厄介な感じか?」


「いや――――…“妄想匂わせ女”だってさ…今やネットでお馴染みの…って、やつみたいだ。多分、俺とお前は頭のおかしい女の妄想に使われたみたいだ…」



彼氏がいるとはあえて書かないが、男物の財布が写り混んだり、コジャレたカフェでチラッと写り混む男物の腕時計とか、ラブラブアピールの意味深なコメントとか…「あれ?彼氏と一緒?彼氏出来た?」と、匂わせるテクニックを駆使してSNSで振る舞う女のことだ――――…。


しばらくすると、祐一郎のスマホにメールが届く。


上坊からの“匂わせ女”のSNSが送られてきた…



と、そこには…“誰”とは明確にしていないが、彼氏自慢が何日もにわたって公開されていた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ