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第2章 迷い路



「――――…カップルの…男性?」



私は、出口へと向かった男性を思い出す




「――――その男性って…目の下に大きめなホクロが、あったりする?」




まさかと思いながら…主人に聞いてみる…



夢の中の出来事だったのだろうと…暗闇の道と出口の事を思いながら



私は、主人の返事をまった




「よく知ってるな……目の下に…目立つ大きさのホクロが彼にはあったな…確か」







私は、それを聞いた瞬間――――…




体が寒くなった!!





あの出口で道を譲った男性だ――――…






まさか…あの先は――――…





私は、自分が来た道を戻った事を後悔していたが――――…




出口の光に進まなかった自分の行動が――――…




生還への正しい選択だったのだと寒気を感じた




あの出口は…黄泉へと繋がっていたに違いない








私は――――あの男性の伝言を彼女に伝えるべきか…悩んだ






“ごめんね”





なんて――――…今は聞きたくないはずだ…







それからすぐに…私は足の手術のためその場から移動した











事故から…1ヶ月…







彼の伝言は…


いまだに伝えられていない――――――…









【完】


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