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ほしとたいようの診察室

第10章 陽はまた昇る



side:陽太



相変わらず忙しい日々を過ごしながら、のんちゃんとは家で会うデートを続けていた。
小さい時はべったりと甘えて腕の中で眠っていたのんちゃんは、すっかり大人になった。


付き合ってからののんちゃんは、触れられることに臆病な面があった。のんちゃんはのんちゃんなりに何かを意識してしまっているのは伝わってくるのだが、手を繋ぐだけでも微かに震えを感じて、なにかトラウマがあることは明らかだった。

こっちから何歩も早く踏み込んでいくことはできなくもなかったが、それは粗暴なことであるし、トラウマについて尋ねるのは野暮である。

のんちゃんのペースで一緒に歩ければ、それでよかった。




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