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同居人は教えたがりな奉仕者

第4章 正しいキスの仕方

避けようとしたのに、それよりも拓海の方が上手で…

避けきれないまま、唇を塞がれてしまった!!

「んっ!!…んふぅ…」

ちゅぷっ…

唇を割り開かれ、拓海の舌が入ってくる。

俺の舌に触れて…

舐められてる!?

「んぁっ!?は…んんぁ…」

拓海の舌のざらざらした感触と、自分以外の熱の熱さにくらくらする。

「んっ!…ふぅ…ぅん…っ」

鼻から抜ける自分の声も甲高くて甘くて…

拓海が唇を離した頃には、キスの気持ちよさに酔いしれていた。

そんな俺を見て、拓海はニヤリと笑う。

「ははっ。いい顔になった」

「へ…?」

荒くなった息を整えながら、ぼんやりと拓海を目で追う。

「大体分かっただろ?」

分かった?

「な…にが…?」

息も絶え絶えに聞き返せば、拓海は目を細くして…

「実践。翼からしてみろよ」

は?

実践……実践って!?

驚いて目を見開くと、拓海が俺の唇を指先でなぞった。

「ほら。練習」

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