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彼の世界は官能で出来ている。

第13章 巨匠の娘、レジェンドの弟子


「え!?百々子?え?」


「おがぁざぁぁぁ~んんん!」


私は目の前で戸惑う母に荷物を放り投げて抱きついた!



「ちょっ――――お土産投げないで~」


――――そっちかよ!もっと、娘を心配しなさいよ!



「ほら、こんな所で泣いててもしょうがないでしょ?入りなさい――――…大丈夫よ、いざとなったらお父さんコネで就職先斡旋してもらいましょ?」



「就活で打ちのめされて帰って来たんじゃないよおおおぉ~!」



母のすっとんきょうな慰めに更に泣けてきた!



とりあえず家に入り、テレビを見ていた父親にも驚かれながらも私は涙を拭き「ただいま」と、やっと挨拶が言えた。


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