
ドSメイドは基本普通の子
第27章 【最終章】ドSメイドは基本普通の子
しかし、都会にもここと同じくらいの細々とやっている味のある商店街は多くて…
何度か地元懐かしさで綾子と商店街巡りをしたこともあった。
お肉屋さんのコロッケとか…ディスプレイの古い中華料理店とか…懐かしくて何時間も商店街をウロウロしたのを思い出す。
「――――帰り…寄って見ようかな?“よこざわ”の唐揚…食べたくなっちゃった」
少しだけ…商店街の看板は古くなったが、あの頃と変わらぬ商店街の雰囲気に少しだけ…心が温かくなった。
