
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「お帰りなさまいませ――――ご主人…さ…ま」
――――はい…終わった…
「ほら、ほら、遠慮しないで入りな~!ここの扉を開いたら!君たちはもう、このメイドや執事のご主人様なんだよ~!」
オーナーがテンション高めに私たちを店に案内すると…
出迎えた店長の顔が一瞬にして…凍りついた…
もちろん――――私も…
「え!?――――和歌子…メイドカフェでバイトしてたの?嘘でしょ?」
――――終わった…帰りたい…
「美羽ちゃんは――――スッゴク人気なんだけど!?ねえ~大河!」
店長は固まる私の状況をとっさに理解したのか…オーナーを睨んでいる!?
