
ドSメイドは基本普通の子
第21章 教育者的指導!?
「もしもし――――…」
『あっ、和歌子?僕だけど今いい?』
電話に出ると宮ちゃんが矢継ぎ早に話し出す。
今、大丈夫かと、聞かれうなずくも…電話じゃ相手に伝わらない。
しかし、宮ちゃんは和歌子の返事を無視して話続ける。
『今、駅なんだけど和歌子は?飯…まだなら一緒にっっ///食べないか?』
――――おっ?ご飯!食べる、食べる!
私はお腹もすいていた所で、何度もうなずいた。
『――――あ~…もしかして…うなずいてる?ガサガサ…聞こえるから……』
「あっ…うん。行く…お腹減ってた…もう少しで駅だから…」
『了解!じゃぁ待ってる』
電話を切ると私は少し足を早めた。
