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尚輝「姉貴、姉貴だ…」


画面に映る女性
モザイクはかかっていたが
彼女は限りなく百合で間違いなかった


尚輝「…っう」


見たくない、こんなの見れるわけがない
だけど尚輝は映像を見続けた
微かな希望を信じ…


尚輝「…」


百合を自殺に追い込んだ奴を見つける為
少しでもヒントを見つけたくて
尚輝は映像を見続けた


尚輝「…もう一回…」


目を凝らし同じシーンを何度も見続けた
痴漢男の身長や体格、服装に髪型
身につけているもの全て
目に焼き付けた

すると…


尚輝「？」


尚輝の粘り強い頑張りが功を奏したのか
痴漢男を特定する、ある物を
見つける事が出来た
それは…


尚輝「これは、ブレスレットか」


右腕に光り輝くシルバーのブレスレット
それは痴漢男を特定する上で
重要になりそうだ


尚輝「…」