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好き心少なからず

第6章 読書タイム~栗原×速水~

「ごめん!俺、好きな作品の話になると熱くなっちゃって…」

友達に本を薦めるときも、好きな作品になればなるほど熱が入りすぎて、結局混乱を生むだけで終わってしまう。

俺の悪い癖だ。

分かってるのに…!!

恥ずかしくて顔を赤く染めると

「ううん。私も」

彼女が首を横に振って微笑んだ。

「私もそうだから。気持ち、分かる」

マジで!?

彼女をただ見つめていると、橘さんがにやにや笑いを浮かべた。

「あなた達、気が合うんじゃない?」

えぇっ!?

突然ど直球で攻められると、動揺してしまう。

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