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好き心少なからず

第38章 法事~曽根崎×二階堂~

驚いたように目を丸くしている。

そんなタエに、こっちがビックリしてるんだが。

「だってさ、クラスの子でも、付き合って3時間で別れたりするよ?」

は?

「3時間?」

「うん」

何だよ、それ。

「一緒に下校しながら話して…なんか違うなぁって感じになって、そのままサヨナラって…告白してから3時間後だったって話だよ?」

「それ…付き合ったって言うのか?」

どう考えても、軽すぎるだろ。

そもそもが付き合う前の話にしか思えない。

けれどタエは、ん?と小首を傾げた。

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