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好き心少なからず

第31章 球技大会5(姉ヶ崎)

「…っ!たぐ」

声援を送ろうと名前を呼び掛けた。

その時。

「ヤス!!張り切りすぎ!!」

背後から大きな声がした!

「加減しろよー!」

楽しげな口調で発破をかける人は…

「宇野くん!?」

「あ、何だ。ちいもここにいたのか」

名前を呼ばれて、やっと気付いたみたい。

「小さくて見えなかった」

「ひどっ!!」

宇野くんを軽く睨む。

「悪い悪い」

ははっと笑いながら謝るから、許してあげた。

「ちいもヤスの応援?」

「え…応援っていうか…」

ちらりと田口くんを窺うと、サーブを打った所で。

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