テキストサイズ

好き心少なからず

第17章 球技大会にむけて~新田×二階堂~

絢音の度胸の良さに舌を巻いた。

よく、動じない人の事を鉄の心臓を持ってるとか言うけど…

こいつの心臓は、鉄どころか、ダイアモンドより硬いかもしれない。

どんな衝撃を喰らってもびくともしないんだろうな。

今も皆に囃し立てられてるのに、我関せずとばかりに黒板に向かっている。

その強さ、本当に分けてほしい。

だけど…あまりにも平常心すぎないか!?

もしかして、またからかわれてるだけで、本気で好きじゃないんじゃないか…?

絢音がある程度書いた所で、クラスの所々から不満げな声が上がった。

「部活メインかよ!?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ