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🔶いらっしゃいませ……

第2章 お待たせしました……

「な、夏子さん…いつのまに」

今まで物音も人の気配もしなかったのに…。

夏子さんはニコッと微笑むと、

「ついてるから」

と言った。

ついてるから?
ついてるから、大丈夫ってことか?

僕はゆっくりと振り返った。
目の前には夏子さんがいる。
大丈夫、生身の人間だ。

僕はホッとしてトイレから出ると、レジに向かった。

「お願いします」

夏子さんが店員に声をかける。

「……」

店員は夏子さんを見たまま動かなかった。

「なんだよ、大人だから買えるよな」

僕がそう言うと、店員はあちこち目を泳がせながら缶ビールを袋に詰め始めた。

ほんと、トロいやつ…。
そう思いながらも、ふと気になったので聞いてみた。

「今日、店長は?」

「……で、出かけてます……」

「えっ、あんた一人?」

「……は、はい……」

マジかよ、じゃあさっきの補充はこいつが?
一言文句を言いたかったが、夏子さんがいる手前、グッとこらえた。

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