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🎄🎅🎁✨【12月24日25日限定】クリスマスツリー

第1章 クリスマスツリー

僕の家には…大きなもみの木がある…



毎年パパが、飾りつけをしてくれる―――…



綺麗な飾りに華やかな電飾…


プレゼントも毎年沢山用意されている!!


でも、今年は何か…違う…


パパの会社が…不渡りを出した?とか…子供の僕には解らない事をママと二人で話していた…


そして…パパは、僕と妹にこう言ったんだ…


「ごめんな…今年のクリスマスは、何もしてあげられない…ごめんな…ごめんな…」



と、パパは何度も謝り…僕たちの首に手を回した…



気がつくと…



僕は、裸足でもみの木を下から眺めていた…



クリスマスの今日は…


パパがもみの木を飾る日――――…



パパは、僕と妹をもみの木に吊るし…


太い枝に…自分も…ぶら下がった…



よく見ると―――…



ママも違う枝に吊るされ…足をブラブラさせていた…




「ごめんな…」



パパは、また…謝り…


自分ももみの木の飾りとなり…風に揺れた…





僕は……



ふわふわ浮くような感覚を不思議に思いながら…




家族皆で…もみの木の飾りになれたことが嬉しかった…






あぁ…今年も…家族でクリスマスを迎えることができた…



でも…何故か――――…僕の体は…その場から…動けなくなってしまった





あれから10年――――…



僕は、あの時と変わらぬ姿で…あのもみの木の下に…裸足でいる…




明日はクリスマス…



僕は、毎年願う…



また、あの綺麗な首吊り装飾を誰か作ってくれないかなって―――…




「ねぇ…そこの君…クリスマスツリーの飾りにならないかい?」




僕は、今日もここで…誰かを手招く―――…




【END】メリークリスマス…






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