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彼はアイドル

第4章 急接近

足音が大きくなるにつれ、由紀の中に恐怖と諦めに似た感情が押し寄せてきた


もうダメかも


そう思ってると向こうから誰かが歩いてきた

その人は帽子を深く被っていて、顔はよく見えなかった


頭が混乱していた由紀はもう何も考えられなかった

由紀はその人に助けを求めることにした


申し訳ないが、通りがかりにその人の服の裾を掴んで
「すみません、今誰かに後をつけられてるみたいで、助けてください!」

と言った


それが、今の由紀の精一杯だった

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