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〜棗side〜



再び蜜柑を組み敷いて、柔らかい唇を堪能するように何度も口づける。


「んぅ･･･ふっ、んっ」


口の隙間から漏れる蜜柑の甘い声に、腰がゾクリと疼く。

その声に煽られるように舌を激しく絡ませ、甘噛みして刺激を与える。


より一層甘く鳴く蜜柑の、何も纏っていない体に手を這わす。

触れるか触れないかの微妙なタッチで、肩･･･ウエスト、腰、太ももへと触れていく。


「あっ･･･んっ、」

吐息のようなものをこぼしながら、涙目で俺を上目遣いで見つめる。


まるで、早く触ってというように。


胸･･･まだ触ってないもんな？


まだ少しも触れていない蜜柑の胸の先端は、待ちきれないとばかりにツンとたっている。