
学園アリス
第2章 プール
「泳ぎが速くなる魔法の小瓶か〜ええなぁ〜!!」
どのくらい速く泳げるのか、気になる!!
「良かったら、これ試してみる?」
小瓶をうちに差し出すアンナちゃん。
「えっ!!そんなええよ!!アンナちゃんのやもん!」
両手を顔の前で振って断った。
「ううん。わたしはそんなに泳ぎ速くならなくていいから、蜜柑ちゃんが使って?」
ニコニコ笑って言うアンナちゃん。
「ほんまにええの?」
小首を傾げて再度問う。
「もっちろん!」
う〜〜〜〜ん・・・
「んなら、使わせてもらうな!」
アンナちゃんから小瓶を受け取る。
小さな蓋を開けると、甘い香りがしてそれに誘われるように口をつける。
「ん・・・・、ゴクッ・・・ゴクッ・・・」
一気に飲み干した。
