
学園アリス
第5章 秘め事
そうこうしていると、クチュッと密部に熱いものが当てられた。
ーー・・・っ、!
ピクンと小さく体が跳ねる。
棗が自身に蜜を絡めるように擦りつける。
「やっ、無理やって!」
フルフルと横に首を振り、手で棗の体を押して抵抗する。
腰を後ろに引いた、その瞬間……
グチュッ!
「あぁぁんっ!」
一気に奥まで棗のものがはいってきて、甘い声を出してしまった。
「っ!!!」
ハッと気づいて口を手で押さえた。
ドクンドクンと心臓が嫌な音を立てる。
き、聞かれた……ー?
息を殺して周りの様子を見渡す。
みんな相変わらずテレビを真剣に見ていた。
どうやら、ちょうどテレビの音で声がかき消されたみたい。
よかった……
