
Cream Puff
第7章 7
~にのあい バカップル。 ~
「ニノ、急いでっ」
「あーもー!相葉さんが寝坊したくせに!」
俺たちの朝はいつもこんなふうに始まる。
相葉さんが寝坊したくせに、なんか俺が怒られてる、そんな異様な光景。
…もう慣れっこだけど。
「俺先に車行ってるから。」
「えぇっ!?一緒に行こうよ!ニノ!!」
ちゃらちゃらと車のカギの音を鳴らしながら玄関へ向かいつつ、相葉さんの様子を見てる。
…ふふっ、慌ててコーヒーなんか飲んじゃってる。
マンガかって勢いでトーストに食らいついちゃってる。
「ほーら、早く。」
ほら、形勢逆転。
「ニノ、待って!」
だらだらと靴を履いてりゃ、隣にいつものあの匂い。
「早食いは体に良くないよ」
「仕方ないじゃんかぁ…」
相葉さんの手についてるバターを舐め取った。
「っ、もう!」
その瞬間、ぎゅううっと潰されるくらいの勢いで抱き締められた。
…ふふ。
俺の大好きな朝。
でも相葉さんの大嫌いな朝。
end
「ニノ、急いでっ」
「あーもー!相葉さんが寝坊したくせに!」
俺たちの朝はいつもこんなふうに始まる。
相葉さんが寝坊したくせに、なんか俺が怒られてる、そんな異様な光景。
…もう慣れっこだけど。
「俺先に車行ってるから。」
「えぇっ!?一緒に行こうよ!ニノ!!」
ちゃらちゃらと車のカギの音を鳴らしながら玄関へ向かいつつ、相葉さんの様子を見てる。
…ふふっ、慌ててコーヒーなんか飲んじゃってる。
マンガかって勢いでトーストに食らいついちゃってる。
「ほーら、早く。」
ほら、形勢逆転。
「ニノ、待って!」
だらだらと靴を履いてりゃ、隣にいつものあの匂い。
「早食いは体に良くないよ」
「仕方ないじゃんかぁ…」
相葉さんの手についてるバターを舐め取った。
「っ、もう!」
その瞬間、ぎゅううっと潰されるくらいの勢いで抱き締められた。
…ふふ。
俺の大好きな朝。
でも相葉さんの大嫌いな朝。
end
