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Cream Puff

第3章 3

~買い物デート。~

「あ、相葉くんっ」

パタパタと急いでかけてくるにのちゃん。

「ごめん、ね。まった?…よね?」

「ふふ、大丈夫だよ。10分前に来たとこだから。」

「ぅえっ!?10分も待たせちゃったの!?」

ごめーんって、顔の前で両手を合わせるその姿。

普通なら、ぶりっ子にしかみえない

けど、

にのちゃんならかわいーの。

「んふ、いーよ。これでチャラね」

「んっ…」

柔らかいピンクのそこに口付けた。

紅潮していく顔をみながら、満ち足りた気分で微笑む。

「あ、…あほ。」

「あほじゃないよ。」

にのちゃんの頬っぺたを両手で包み込んで、またキスする。

そして、ゆっくり歩く。

「…まっ、て、」

「ん?」

「俺、本屋さんにいく、」

ダメ…?って瞳をうるうるさせるにのちゃん。

「…ふふ、いいに決まってるじゃん。」

また微笑むと、ホッとしたような顔した。

「…にのちゃん、」

「ん?」

俺を見上げる茶色い瞳。

「…かわいーね。」

「んなっ…!?///」

「さーて、いこうか。」

「…ば、」

バカって言われる前に、口を塞いでやった。

……メガネしてると、キスしづらいかも。

…そーだ。

この際、コンタクトも買っちゃおう。

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