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Cream Puff

第3章 3

~想い。『One Love』~

伝えたいけど、伝わんなくて。

時には、素直になれなくて。

君を困らせてしまって。

それなのに、君は、相変わらずの笑顔を僕にくれる。

幸せのカタチって、一体なんなんだろうか。

僕には到底理解できないけど…

君が望む未来なら、僕の望む未来でもある。

そうやって、二人三脚みたいにゆっくり確実に君との未来を歩みたい。

十年…いや、もっと。

百年先も変わらない愛を誓おう。

君は、僕のすべてだから。

愛してるよ。

料理のできない僕に料理を作ってくれて、家事をすべてしてくれる。

だって僕は、なににおいても、不器用だから。

近付きたいけど、また君を困らせてしまう。

うまく言えないけど、一生愛していられる覚悟はあるから。

君を信じているよ。

…ほら。夜が明けてきた。

君の大嫌いな朝がきた。

だけど。

僕の大好きな朝でもある。

…君の寝癖のついた髪とか、それから、眠たそうな瞳とか。

…君はもう、離せない。

それくらい、大切な君だから。

end

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