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Cream Puff

第2章 2

~ノンリアル。続き。~

「しょーうちゃん。」

「ん?」

あれから、何年か経って。

やっと、おとなと言ってもいい歳になった。

「ねぇ、しょーちゃんったら。」

制服姿のアイツが俺の腕を掴む。

「バカ。」

「ん~…」

ぎゅっと強く抱き締めると石鹸の香りがした。

「んもーっ!あっついってば!」

って拗ねる雅紀。

…ふは、変わってねえな。

拗ねるって字、手偏に幼い。

だから、子供の戦法ってワケ。

「こめんね。」

って耳元で囁いた。

潤くんとの戦いで雅紀を自分のモノにした櫻井氏、的なお話。

end

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