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栖桜兄弟の未来設計

第4章 思った通りだ

明日は金曜日、琉生のマンションに行く日だ。
気になることはあるけれど、何も確証がないから聞くこともできていない。
あんなことがあっても学校では今まで通りで、こんなものなのかと脱力する。

午前の授業が終わり、弁当を片手に徹弥と並んで屋上に向かう。
渉はもういるだろうか。
突然口内を舐め回される感覚に襲われる。


「チッ。あいつ何してんだ…。」

「徹弥?」


徹弥の呟きを聞き逃しは出来なかった。
もし、俺と渉の予想が正しくて、今渉とキスをしているのが琉生で、しかも2人は俺たちと同じだとしたら…。
今の徹弥の呟きの意味が他に浮かばない。


「感覚共有…。」

「樹…何で…それ……。」


あれ?俺何か言った!?
慌てる徹弥を見て首を傾げる。
体内に入っていく何かを感じた直後、快感が身体の奥から湧き上がってくる。
渉…!?
屋上入り口手前で立っていられなくなり、膝をついた。


「樹!?大丈夫か?くそっ!あいつどこでヤってんだ…」


後ろに入ってくるモノが何かわかると、渉がどこかで犯されでもしてるのかと思えてくるが、さっきの予想と、今の徹弥の発言は渉の相手は琉生だと思わせる。
他の誰かじゃなくて良かったと安心出来たのは一瞬だった。

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