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栖桜兄弟の未来設計

第3章 危険なのは……

制服を着て、学校に行く準備をする。
少し身体がダルい。
昨日休んだこともあり、今日は行くべきだろうと思う。
チュッと軽くキスをして、2人揃ってお互いに言う。


「「行ってきます。」」


結局、行き先は同じで、クラスが違うだけの俺たちは、そのまま並んで学校まで歩いて行く。
小声で渉が言ってきた。


“昨日やりすぎたとか思ったでしょ。まぁ…身体ダルいからね。”

“わかってんなら少し抑えろよ。無理なのわかるけど…。”


わかるからこそ強く言えない。
渉も苦笑いするしかなく、少し困った顔だ。
そんな顔も可愛いなんて思ってる俺は重症だろうか。
時には格好良く見えることだってある。


「今日のお昼も屋上だね。きっといつものメンバーだよね。」

「だろうな。なんか俺、嫌な予感ずっとしてるんだけど。今日何も起きなきゃいいな…。」


俺が空を見上げてそう言うと、渉に腕を引っ張られた。


「余所見したら危ないだろ!俺も嫌な予感ならしてるよ。」

「ありがと、渉。やっぱりお前も同じか…。」


自転車が通るのを腕を引っ張って避けてくれた渉にお礼を言う。
嫌な予感がするせいで、俺たちは学校に行くのが憂鬱なのだ。



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