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どうか、

第1章 明野の加害。

だけど。


大好きな人を想って片思いソングを聞き漁るような、偶然を装ってばったりと出会うために早起きして電車に乗るような、そんな純情で、甘酸っぱい思いではないのかもしれない。



言葉では形容し難い、そう、もっとドロドロと固形と液状が混ざりあったような感覚の思い。



実に背徳的な感情をもたらすそれはきっと近々僕を蝕んで、彼をも食していく。

それは明日かもしれないし、来週来月、来年。もしかしたら今日かもしれない。





これが、僕の後ろめたさの原因である。

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