
プリンス×プリンセス
第58章 裏切りの証言
【ジュークの部下・ルークスの証言】
ジューク様が訪ねて来られたのは…8時を過ぎた頃、だったでしょうか。
姫君様を病院へ連れていくので、車を用意するように、と。
ですから、私が運転をして行くのだと思っていました。
所が、車の準備が整いますと、ジューク様自らが運転されると仰いまして…
しかも、警護の者も要らないとの事で。
何かが引っ掛かったのは事実です。
ですが…あの方がそう仰るのですから。
あまり大事にしたくない理由があるのかも知れない。
そう思いました。
そうですね。あの方は王家に尽くしていますから、疑うなど片隅にもありませんでした。
ですから、車に姫君様を乗せて出ていかれた時も、とにかく無事を願うだけで。
向かう先の病院へ電話連絡を入れたのも、車が出た後です。
はい。今向かいました、と。
ですから…その後、病院から一報が入った時は、意味が分かりませんでした…。
ジューク様が訪ねて来られたのは…8時を過ぎた頃、だったでしょうか。
姫君様を病院へ連れていくので、車を用意するように、と。
ですから、私が運転をして行くのだと思っていました。
所が、車の準備が整いますと、ジューク様自らが運転されると仰いまして…
しかも、警護の者も要らないとの事で。
何かが引っ掛かったのは事実です。
ですが…あの方がそう仰るのですから。
あまり大事にしたくない理由があるのかも知れない。
そう思いました。
そうですね。あの方は王家に尽くしていますから、疑うなど片隅にもありませんでした。
ですから、車に姫君様を乗せて出ていかれた時も、とにかく無事を願うだけで。
向かう先の病院へ電話連絡を入れたのも、車が出た後です。
はい。今向かいました、と。
ですから…その後、病院から一報が入った時は、意味が分かりませんでした…。
