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missing☆ring【完】

第4章 3年前。

「裕実」




陸に久しぶりに呼ばれたのは、あの屋上から3ヶ月が過ぎた卒業式当日だった。



「陸」



3ヶ月が過ぎてもまだその名前を呼ぶと胸がチクリと痛む。



「久しぶり」



陸が私に近より私は陸を見つめる。



「うん。久しぶり……あっ、専門合格したんだってね。おめでとう」


「ありがとう。裕実も就職決まったんだろう?」


「うん。決まったよ」


「そっか」




前のようには行かない。
沈黙が辛い。



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