
私は官能小説作家の素材
第5章 本心
麻野side☆.。.:*・
「あ」
透けているドアの向こう側にすらっと背の高い男性が立っており、少しドキっとする。
紺色のスーツ。
パンツしか見えないものの、足の長さでなんとなくわかってしまう。
「翔真くん…」
きっと、翔真くんだ。
実は、翔真、つまり逢田と麻野の間には幼馴染という関係があった。
昔から好きだった私。でも、彼の目には後輩ちゃんの神屋さんしかいなかったのだった。
いつも相談を受けていて、神屋さんには言っては、いないけれどかなり前から知っていたし、嫉妬していた。
好きな人から好きな人の話題なんて聞きたくもなかったのを覚えている。
「あ」
透けているドアの向こう側にすらっと背の高い男性が立っており、少しドキっとする。
紺色のスーツ。
パンツしか見えないものの、足の長さでなんとなくわかってしまう。
「翔真くん…」
きっと、翔真くんだ。
実は、翔真、つまり逢田と麻野の間には幼馴染という関係があった。
昔から好きだった私。でも、彼の目には後輩ちゃんの神屋さんしかいなかったのだった。
いつも相談を受けていて、神屋さんには言っては、いないけれどかなり前から知っていたし、嫉妬していた。
好きな人から好きな人の話題なんて聞きたくもなかったのを覚えている。
