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お前は俺のxxx

第109章 好き…



『結愛ちゃん。顔上げて?』



「やだ…。」



私はまだテーブルに突っ伏したまま
顔をプルプルと左右に振った。



『結愛さーん?ほらこれ見てみ?』



私はそのままチラッと、碧の手にある携帯の画面を見てバッと顔を上げた。



「キャーー‼︎何これ⁉︎
可愛いー♡うさ...ぎちゃん?」



『うちのチビ太。
ホーランドロップイヤーっていう
耳が垂れたうさぎ。』



ディスプレイに写っていたのは、ミルクティー色のフワフワした小さなうさぎだった。



「ふわふわしてて気持ち良さそう♡
マンションはペット禁止だからな…」



『結愛ちゃんは動物好きなんだね。じゃあ家においで。チビ太と遊んでくれる?』



「お家にお邪魔していいの⁉︎
チビ太と遊びたい♡」



私の喜ぶ顔を見て、
碧はクスっと笑った。



『全然構わないよ?チビ太も喜ぶ。
このまま帰っちゃうか?』



私は「うん!」と大きく頷くと、2人でそのまま学校を抜け出した。




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