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お前は俺のxxx

第108章 怪しい影…



私は颯太のマンションを後にすると
碧先輩と二人で歩いていた。



『結愛ちゃん。
学校戻んのキツかったら今日はこのまま帰りな?』



「大丈夫です!
なんかスッキリしました‼︎
それに荷物も置きっ放しなので。」



碧先輩は私を気遣ってくれるけど、思っているより心は晴れ晴れとしていた。



そんな私を見て、クスッと笑うと碧先輩はポンポンと頭を撫でる。



『そっか。ツラい時は無理しないで
いつでも俺に言いな?分かった?』



「ありがとうございます♪」



そして、学校へ戻り碧先輩と校舎前で別れると、私は自分のクラスへ戻った。



午前の授業は終わり、
ちょうど昼休憩だった。



そこにはあの日以来…
久々に見る〝 樹 〟の姿があった。


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