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お前は俺のxxx

第105章 大切な…




結愛ちゃんを家まで送ると、帰りの車内で一人考えていた。


颯太。
お前もいつか自分で気づく時が来る。


俺はいつでも待ってる。
お前が笑って俺んとこにくる日を…



俺はそのまま、先輩のところに車を走らせていた。



先輩の好きだったビールとタバコを買い墓前に供えると、タバコに火を点け夜空を見上げた。



『なぁ先輩。
あいつも変われる日が来るよな?
俺は今でもあんたに感謝してる。』



返事がかえってくることは無い。
空には星が光ってるだけだ。



『じゃあな先輩。また来るわ。』



墓前に手を合わせ呟くと、
俺は花火会場へと戻った。






【まこと】ーSideー




End...


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