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お前は俺のxxx

第37章 颯太‼︎



『結愛。玉子焼き食いてぇ。』


「あんた怪我人でしょ。
病院のご飯食べなよ。」


『マズイんだよ。
つーか、何で名前で呼ばねぇんだよ。
あん時は呼んでたじゃねぇか。』


「え⁉︎ いや…なんとなく?」


『呼べよ。名前じゃなかったら
話とか聞かねぇから。』


颯太はそのまま口を噤んでしまった。

知り合った頃から一度も呼んだことがなかった名前。

あの時は夢中で叫んだんだ。


けど………
改まって言われると、余計に呼べない。

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