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君の笑顔をーー

第14章 傷ついたココロと涙。




『泉……。』


「どうしたよ?笑」


紗彩の背中をポンポンと叩く。



その時、肩に冷たい何かが触れた。


(………え?)



「紗……彩...?」


私の肩を濡らした綺麗な雫は
紗彩の涙だった…


紗彩は声をしゃくり上げながら話しだす。


『…いず..み。
どうして…いつ..も.無理して笑..てる..の?』


(紗彩………)


「紗彩?一回、落ち着こう…?ね?」


私は紗彩が落ち着くまで、背中をさすっていた。

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