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甘く染めて

第9章 №8



 「莉緒が~先生が~休みだから~テンション落ちてんのっ!」

 「…ぁあ、先生なら風邪で休みらしいもんね」

 ……………風邪?

 もしかして昨日元気がなかったのは、風邪だったから?

 「そうなのか…ん?なんで亜純実が先生が風邪の事知ってんの?」

 咲子が頭の上に、はてなマークをつけて話を続けた。

 「だって、先生が休みの理由…誰も知らないじゃん…?」

 「た、しかに」

 確かにそうだ。まだ、朝の8時15分。先生達まだ来ていないのが半分…。

 亜純実はずっとここに咲子と私といた…。

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