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子犬と俺の物語

第19章 将来

雅紀sid

ご飯を食べて少し休んでいた。

和也「雅紀〜」

雅紀「はいはい〜」

俺は後ろから和を抱きしめた。

和也「これが一番いいな〜…」

和は満足そうに言った。

和也「あっ、ねえ、雅紀?」

雅紀「ん?なに?」

和は少し後ろを振り返り、

和也「雅紀には夢とかある?」

雅紀「夢?」

和也「将来の夢とか。雅紀は学生でしょ?まだ若いからなにかやりたいこととかあるのかなって気になってたの。」

雅紀「夢…か…俺にも一応あるよ…?」

和也「なに…?」

雅紀「聞いてくれる…?」

和也「うん…」

雅紀「俺ね…学校の先生になりたいって思ってるんだ。
俺の母ちゃん学校の先生であの凛とした姿がかっこよくて憧れなんだ…だから大学行って頑張って母ちゃんみたいなみんなから信頼感を持つ人になりたい…」

和也「すごい…雅紀…」

雅紀「そうかな…?まだ叶うかは分からないけどね…」

和也「俺応援する!」

雅紀「ありがとう…和…」

俺は和をギュッと抱きしめた。

和也「俺は雅紀と離れないでいつまでも一緒にいれるのが夢だよ。」

雅紀「あはっ、嬉しいな…」

和はうるうるした瞳で俺を見ていた。

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